テープに吹き込んで原稿にする

書くことは苦手という人には、テープへの吹き込みをお勧めします。書くよりは話すほうが気楽だという人は結構いるものです。吹き込んだテープを、後で起こして、文章にするわけです。最初は、テープレコーダーに向かって話すことに違和感を感じても、慣れてくると気にならなくなります。上手に吹き込もうと考えないことです。頭に浮かぶことを素直に口に出してみるという態度でいいと思います。
いくら吹き込みだからといって、何の考えもなしにしゃべり出すというわけにはいきません。原稿を書くときと同じように、レジュメ(項目)は用意して、それに従って吹き込んでいくということになります。
例えば、サラリーマン時代のととを吹き込む場合に、吹き込むべきことを細かくメモしておくと便利です。 細かい
事実、例えば日付とか、正しい町名や固有名詞などは、その場で分からなくても、後で テープを起こしてから、正式の原稿にするときに調べて書き込めばいいわけです。分か らないことは分からないままに、間違いは間違いのままに吹き込みを進行するのがコツです。何が何でも正しい事実を吹き込もうとすると、疑問が浮かぶたびに、事実関係を調べなければなりません。その都度吹き込みを中断しなければなりません。書き下ろすなら、その都度調べて正しく書き込んだほうが、後で面倒がないのですが、テープに吹き込むのなら、後で原稿にするときに間違いを訂正すればいいのです。せっかくの吹き込みをいちいち中断して調べものをしていたのではスムーズに進行しません。吹き込む言葉は、はっきりと声を出し、発音を明瞭に吹き込むことが必要です。後で 聞いて、自分で何を言っているのか分からないようでは困ります。自分でテlプを起こ すのなら、まだいいのですが、他人にテープ起こしを依頼する場合、言葉がはっきりしないと、依頼された人は苦労します。吹き込みは、文章を書くのが苦手とか、おっくうだという人だけではなく、忙しい人にも最適です。忙しいために文章を書く気になれない人でも、吹き込みなら割に抵抗なく進めることができます。少しの時聞を利用して吹き込みをしながら、少しずつ仕事を進めていくことができます。