ノンフィクションを書くとは(戯曲編)

ドラマや映画、芝居が好きな人は戯曲を書く方法もある。小説と大きく違うところは、作品が演劇という過程を経て、ようやく他者へ届くというところである。作品を味わう他者が読者ではなく、観客や観衆となる。小説が文字で伝えるのとは異なり、会話中心に物語が進んでいく。そのため、演技者に事細かく指示を出す必要がある。物語の場面が変わる移り変わりも、どのように設定していくかも重要な要素になってくる。受け取る他者の視覚を強く意識しなければならない。演出家や監督に作者の意図が変形される場合もある。戯曲は創作でも訓練が必要な分野だ。やや一般性を欠くため、自費出版には馴染まない難しい分野である。