自費出版でフィクションを書くとは(物語系小説)

自分および周囲の出来事、人物を参考にストーリーに重点を置いた物語に仕上げる手法もある。モデルがある物語は、無から創造しない点で書きやすく思える。これは、具体的な事象を書くことが主体になってくる。解説調の直接的な表現を織り交ぜることが可能である。そのため、読者への訴え技法は純文学よりも易しい。しかし、物語系小説も難しい課題がある。その物語を通して何を訴えたいのか、読者を巻き込むため、どのようにして臨場感をだすのか。そして全編を貫くしっかりとした流れがなくてはならない。物語系はノンフィクションと近くなるため、綿密な調査、下調べ、取材が必要である。出放題の嘘をつくことができない。実在の人物を参考にする場合、デフォルメしても読者に誰がモデルか悟られることが多い。モデルとなる人物または、その関係者に不快感を持たせないように注意しなければならない。自分自身の秘密を物語の登場人物に語らせる場合も読者に悟られる可能性があることを覚悟しなければならない。