新刊の出荷への注意

有名な著者や人気作家の本を出荷する場合といったように、過去の実績データから、ほぼ確実に多くの売上が見込めるケースを除いて、新刊の出荷はできるだけ少なくした方が良いであろうという事は、先に挙げた「返品率」の件からも想像できるのではないでしょうか。そのため、新刊の出荷は、いわゆる大型書店に焦点を絞り、かつ少なめの配本に設定することが望ましいと言えるでしょう。それは、大型書店の集客の多さという点でも町の本屋さんに比べて圧倒的であり、その分、販売率も上がるというポイント、また、近年では書店であってもネット販売を行っており、つまり、大型書店での販売展開自体が、店頭販売とネット販売の直結しているというポイントを活用するべきということが言えるでしょう。そのような点を考慮すると、ネット書店のみでの展開を考えるより、大型書店の店頭とネット販売を視野に入れて出荷を考える方が効率的と言える状況になっているのではないでしょうか。返品率を下げるためという観点から、取次見本だけで登録できるネット書店での展開のみを選択するよりも、多くの人の目に触れる確率のある店頭販売に、各書店でのネット販売が展開される状況にしておく事は、多少のリスクはあっても販売の確率を広げていくことが重要と言えるのではないでしょうか。効率とバランスの両方を見据えて販売方法や出荷量を決定していくと良いでしょう。また、ブログやSNSを活用している著者は、ネット書店へのリンクなどを活用していくことも主要な戦略となっていくでしょう。どのネット書店でも、また大型の書店に行けば販売しているという事実は、それだけでも消費者の安心にも繋がり、宣伝効果ともなるのではないでしょうか。

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